最近は、パンやお米、麺類などの炭水化物を完全にシャットアウトする糖質カットダイエットがダイエットの新常識となりつつあります。
ご飯やパン、麺類は主食と呼ばれ、日本人のみならず、ほとんどの国の人はパンやお米を中心に副菜(おかず)を食べます。
ご飯がなくても、おかずは食べれますがおかずがないとご飯はすすみません。
そこで、ご飯やパン、麺類をカットしておかずだけ食べようと言うのが糖質制限ダイエットです。
「腹は膨れるのか?」
糖質と言うのは人間が普段活動するために必要なエネルギーで3大栄養素と言われる栄養素の1つですが近年、糖質を取らなくても人間の体は全くエネルギー不足にはならないと言うことが証明されています。
その秘密は誰もが聞いたことがあるインスリンにあった!
皆さんはインスリンと言う言葉を聞いたことがあると思います。
主に糖尿病などの患者に投与される言葉として私の記憶にはありますが、インスリンとは人間の体から分泌されるホルモンの1種です。

私たちが普段摂取している、糖分、糖質ですね、先ほども説明したように、ご飯やパン、麺類などお菓子だけではなく主食にも含まれている糖質です。
そしてこの糖質を人間が摂取すると体の中でブドウ糖と言うものに分解されます。
よく血糖値が低いとか高いとかいますよね、この血糖値が低いとか高いとか言うのは血液の中に含まれているブドウ糖の濃度のことを言いまして、ブドウ糖の濃度が高ければ血糖値が高いと言うことになりますし、ブドウ糖の濃度が低ければ血糖値が低いと言うことになります。

体にとってブドウ糖は必要なものですが私たちの体には血糖値をある程度の範囲内に保つ仕組みがあります。
当然のことながら体に糖質を摂取すると血糖値の濃度が濃くなり、血糖値が上がった状態になります。
この時に膵臓からインスリンが分泌されます。
このインスリンの働きなのですか摂取された糖質がブドウ糖に変化して血液中に混ざり血糖値が上がり始めるとこのブドウ糖を肝臓に移動させると言う働きをします。
当然、血液中から肝臓にブドウ糖が移動するので血液中のブドウ糖が減少します。
すると血糖値が当然のごとく下がります。

肝臓に送られたブドウ糖はどういう風に変化するかと言うとブドウ糖はグリコーゲンと言うものに変化します。
このグリコーゲンと言うのはいわば体の中の糖質の貯金のようなもので、例えば体が糖質が不足した状態になった危機的なときに再びブドウ糖に変化して利用されると言うわけです。
銀行で言うならば、グリコーゲンと言うのは預金通帳の残高のようなものです。
ですが、この預金通帳には蓄えておける金額が決まっていて、ある一定以上の量になると、中性脂肪と言うものに変化して体内に蓄えてしまいます。

そうこれが皆さんが毎日のように戦っている脂肪と言うものです。
つまりこのインスリンの動きがおデブになる原因の元だったのです。
という事は糖質でなくても体のエネルギーは脂質でも充分に賄えると言う事ですね。
糖新生のシステムでまかなえる!
糖新生…あまりなじみのない言葉ですが人間の体には糖新生という自ら糖質を作り出すシステムがあります。
このため血糖値が低くなりすぎると言うことがなく仮にブドウ糖が体から亡くなった時も体は糖新生によって不足したブドウ糖を自ら作り出すことができます。
そして足りなくなった血糖値の補正を行うのですがその際に中性脂肪が燃焼されそれがダイエットにつながります。
甘いものを食べないと頭が働かないと言う説は本当なのか?
よく甘いものを食べないと頭が働かないとか勉強に集中できないと言いますが実は言うと甘いものを食べなくても脳みそはその集中力を失う事はありません。
もちろん気分的に甘いものを食べないと集中力が出ないとかお腹がすきすぎて頭がなかなかはたらかないと言う事はありますが、実は言うと科学的に見ても糖分を取らなくても脳には異常がありません。
先ほど出てきた糖新生が行われる際に私たちの肝臓ではケトン体と言われているブドウ糖の代替えの物質が作られていますなので完全に糖質を断ってしまってもこのケトン体がある限り体には全く問題がなく糖質制限ダイエットを行うことができます。
なので糖質制限ダイエットを行うことに不安がある人は、特に糖質を取らなくても体には全く問題が無いので安心して糖質制限ダイエットを行ってください。
結論
糖質を取らなくても体には特に問題がない。
「死にやしね〜ってか」
安心して糖質制限ダイエットをするべし。