野菜で1番おいしいところってどこだと思いますか?
葉っぱの部分でしょうか?それとも茎の部分でしょうか?いえいえ、それはやはり根っこの部分なのです。根っこと言うのは1番早く、水分と土の中の栄養素を吸収します。
そのため、植物の根っこは球根と呼ばれるように、まるまる太った丸い形をしていますよね?
そう野菜で1番おいしい部分は根の部分。
そして、それは大根や人参、ごぼうなど俗に言う根菜類と呼ばれている部分なんですね。
野菜は昔より格段に美味しくなっている。
実は言うと野菜と言うのは戦後の時代、昭和20から25年頃や戦前の時代に比べると、格段に甘みが増して、風味、質共に比べ物にならないほど栄養価が高くなっているというの皆さんはご存知でしょうか?
そして根菜類に含まれている糖質のほうも、昔と比べぐっと高くなっているのです。
物事の質が良いことになるのは非常に素晴らしいことです。
これも企業や野菜を作っている農家さんの努力の賜物だと言えるでしょう。戦後の私たちを支えてくれた、農家のみなさんに高い敬意と感謝をあらわさないといけませんよね。
昨今の私たちの食糧事情や、台所事情を支えているのは有能な企業や農家のおかげだと言えるでしょう。
ですがダイエットは別です。
大根やニンジン、ごぼうなど様々な料理に使われる根菜類。
特に日本の料理和食には根菜類を砂糖、醤油、みりんなので煮込む煮物や煮付けと言う料理があります。
そこに大根や人参、ごぼう等魚や肉と一緒に煮込むことによって野菜の出汁と肉の出汁が相まって非常に複雑で風味豊かな味を生み出すことができるのが和食の煮物ですよね。
さてそんな脇役の根菜類ですが、先ほども説明した通りに、糖質はかなりお高めなのです。
参考までに、ニンジンの糖質は30グラム程度(煮物一食分ぐらいですかね)糖質量は1.9グラムあります。
「言われてみれば、野菜なのに甘い」
昔、人参ダイエットがありましたが、あれは人参だけをジュースにして飲むと言うもの。
栄養価がしっかり取れて、身体的には非常にいいのですが、長続きしないダイエット方法です。
さらにゴボウですが3分の1本ほどでなんと糖質は5.8グラムもあります。
大根も100グラム程度で2.7グラムそしてカブは小さいもの1個程度で1.6グラムの糖質量があります。
これは野菜にしては、かなり多い糖質です。
比較としてお肉を上げると油付の牛バラ肉でも100グラム0.1グラムの糖質量です。
そして、糖質が多いと言われている加工食品のはんぺんやちくわ、かまぼこなどの糖質は、かまぼこ1センチ程度で、にんじん30グラムと同じ位の糖質1.9グラムの糖質があります。
また、はんぺん等比較的糖質が多いと言われている練り物の加工食品で4分の1枚で2.9グラムの糖質があります。
わかっていただけたでしょうか?根菜類と言うのは野菜なのに糖質が異常に高いのです。

今は戦後や、戦前と違い、日本は飽食の時代に突入しています。
そしてこれからもそうであって欲しいのですが、野菜など天然のもののエネルギー量が高くなりすぎているのです。
人間の体が太る原因と言うのは食べ物に含まれている糖質が深く関係してます。
これは多くのダイエッターや、スポーツドクター、スポーツインストラクターなどがもう既に気づいている事ですが、糖質をカットしてある程度運動をすればかなり早い段階で、見た目を変えてしまうほど体重を落とすことが可能なのです。
そしてダイエット中の食事に、なぜ葉物野菜や肉類が推奨されるのかと言うと、それも糖質と言うものが深く関係しています。葉物野菜や肉類その両方とも糖質は非常に低く100グラム単位でも全体の糖質としてみれば2グラムの糖質量を超えることはありません。
そして、もっと言うと人間の体というのは糖質をほとんど取らなくても生きていけるように身体的な構造が成り立っているのです。
特に、ニンジンがほんとにすごい大好きとか、週に1回ごぼう食べないと体の調子が出ないと言うわけでなければ根菜類は普段の食事の中で裂けてもいいものだと思います。
ダイエット中は根菜類を避けて葉物野菜や肉類を中心に食事メニューを組んでいきましょう。