結構、昔の洋画(2005年2月公開)「君に読む物語」を最近観ました。

それまでは、この映画の存在さえ知りませんでしたが、見はじめて開始10分ぐらいは「退屈そうな映画だな〜」なんて思って眺めてました。
そもそも、ラブ・ストーリーがそんなに興味がなかったのですが、同僚のあまりのオススメで暇なときにでも観てみるということで、かなりそれから時間が経ってるいたのですが、観ました。
恋愛映画というとどちらかというと、心が元気になるというよりは、ホッコリ、「ああ、よかったね〜〜、お幸せに」感しかない、それしか残んないじゃん!と思っていた、自分の浅はかさにガッカリしましたね、久々にいい映画でしたよ。
というわけで、心が元気になる、心が洗われる、心の健康ということで、心が元気になる映画レヴューです。
目次
回想系ラブ・ストーリーなのに巧妙に引き込まれるように作られている物語、小説が原作
この話、最初僕は全く気づかなかったのですが、回想系のラブ・ストーリーで、実は物語の中盤〜後半ぐらいで僕は「ああ、そういうことね」と気づきました。
もしかしたら、多くの人たちは、ちゃんと最初の方で気づいていたかもしれませんが、何しろ、僕は正直この映画に全然面白さとか、引き込まれ要素を期待していたわけではないので、ちょっと適当に観てました。
ただ、ネタバレしてもこの映画の面白さは消えることがないので、問題はないと思います。
僕は、この映画を観終わった後、2回ほど再度見直しました。
(良作というのもありましたが、1回目で消化しきれなかった部分もありましたので)
2回目も飽きることなく観れたので、紛れもなく良作の中の良作だと思います。
やっぱり、永遠の愛でしょ?このテーマでここまでの映画は他にはないかも?
見れば、誰もがわかると思うんですが、この映画のテーマは紛れもなく「永遠の愛」でしょう。

逆にこれ以外のテーマがあったら教えて欲しいわ!と思うほど、これに沿った映画です。
僕は独身で、今彼女もいないですが、それでも、この映画は心に響きました。
こんな、純粋に人を愛すことができる人は現実世界でもあまりいないんではないでしょうか?
主人公はもちろん男女、二人ですが、そのほかの登場人物の心にも少なからず感動を受けます。
この映画を観て得られるものがあるとするなら、一人の人間を本当に愛し抜くという精神力でしょう。
だって、映画の冒頭でも言ってますし、予告編でも言ってるしね。
役者陣は正直あんまり知らない俳優さんたちでしたが、この映画がきっかけでブレイク!
映画無くして役者なし、役者無くして映画なし。
この「君に読む物語」に出演している俳優さんたちは、正直、この映画公開時点では、ほとんど売れていない、洋画の俳優さんにしたら2級・3級の俳優さんが主役です。
(2018年現在はブレイクして、バンバン話題作に出演しています)
ライアン・ゴズリング

僕はこの映画で彼を見るまでは、マジで全然ご存知あげなかったです。
ただ、日本人が思う、海外の人の顔!のど真ん中な気がします。
僕だけかもしれませんがね…。
ザ・外国の人!みたいな。
ライアン・ゴズリングはカナダ出身の俳優さんで、経歴を見ると、俳優・ミュージシャンとありますので、音楽もやってる人なんですね。
最新作は、「ブレードランナー2049」で、主演です。(2017年制作)
昔、ハリソンフォードが主演を勤めていましたね。
俳優としての評価も高まってきているようで何よりです。
レイチェル・マクアダムス

こちらも、カナダ出身の女優さん。
「君に読む物語」を観て、何作か彼女の出てる映画を観ました。
どちらかというと、コメディ色の強いような天真爛漫な役が得意なんではないでしょうか?
明るい役の時は、とても可愛く演じて魅せます。
最新作は「ディスオビディエンス」ですが、シリアスな役がらなようです。
彼女は色々な映画に脇役でも、ちょいちょい出演しているので、フットワークも軽い女優さんなんでしょうね。
チョイ話
有名な話ですが、この主演二人は、「君に読む物語」以降、実際にお付き合いしていますが、2年で破局。
また、撮影当初、二人はしょっちゅう、口論になるなど、険悪な雰囲気が絶えなかったそうで、撮影後、しばらくした後に、お付き合いをしていると聞いた監督や関係者は、「あんなに仲が悪かったのになぜ?」と首を傾げたそうです。
男女の仲ってわからないものですね(。-∀-)
切ない・素敵・綺麗、多くの賞賛を集める映画ですが、捉え方は人それぞれ
どちらかというと、僕の感想は切ないが70パーセントぐらいであとは綺麗が10パーセント、感動が20パーセントぐらいの割合です。
そもそも、冒頭の痴呆の老女に語るという設定がなければこの物語は成り立たないので、この原作者も切ないラブストーリーを描こうという意図でこの話を作ったんだと思います。
ネタバレになりますが、主人公が痴呆になって切なくないラブストーリーなんてないですからね。
ただし、その切なさが出てくるのは、物語の後半、クライマックス部分なので、それまではしっかりとした、ラブストーリーとして観れます。
中盤にしっかりとした盛り上がりを見せるのもいいです。
やはり、レイチェル演じる、アリーが婚約者ロン(ジェームズ・マーデン)とライアン・ゴズリング演じるノアとの間で揺れるあたりが1番の盛り上がりを魅せます。
アリーが、「ロンといるときと、ノアといる時では全然違う自分なの」と言うシーンがあるのですが、女性であればこの心はわかるのではないでしょうか?↓

男性である自分も理解はできます。
一人の女性を愛し続ける。これは生半可なことではできません。
でも、映画だから…とか、フィクションだからと侮ってはいけません。
ラストのシーンは、神様からノアへのの贈り物だったのかもしれません。
ある意味、本当の愛を貫き続けた主人公たちのへご褒美に近いもののように思えます。
本当に愛しあう二人なら、こんな終わり方が理想なのでは?と思うシーンでした。
清清しさはありませんが、重大な何かを見送った、そんな後味のある映画です。
まだ、観てない人は、是非、アマゾンプライムで観てください。
心が洗われます。