サツマイモといえば、普段みなさんもおやつとしてもイメージも強いと思います。
しかし、意外と知られていないのが、サツマイモのダイエット食としての一面です。
サツマイモは甘いからダイエット向きではない…、そんな固定概念を打ち破る芋好きのため朗報があります。
サツマイモは糖質制限ダイエットを行う人にとって、最強のツールになりえます!!
目次
サツマイモが糖質制限に向いている理由3つ!
まず、多くのボディビルダーや、フィジーク選手が行き着く炭水化物がサツマイモだと言います。

プロ選手などは、炭水化物を完全に抜くような食事をとりません。
必ず玄米やオートミール、そして、サツマイモなどの炭水化物を少量でも体に取り入れます。
完全に炭水化物を抜いてしまうと、停滞期が早い段階で訪れてしまうことや、脂肪燃焼に欠かせない筋力までも落としてしまうことを知っているからです。
サツマイモ=炭水化物で糖質もそこそこ多そう…では何故糖質制限ダイエットにむいているのでしょうか?
理由1・低GI食品(血糖値が上がりづらい食品である)
体脂肪というのは、血糖値が急上昇したときに作られます。
皆さんも、一度は聞いたことがあると思いますが、低GI食品(グリセミック・インデックス)が低ければ低いほど体脂肪をため込みにくい食品です。
つまり、米などの白米のGI値は88、つまり、ソッコーでGI値が爆上がりするエネルギーとしては優秀すぎる食品。
それに比べサツマイモは50前後 これは低GI食品の代表ともいわれる、日本そばより低い値です。

糖質制限中に炭水化物を体に取り入れるのなら、少しでもGI値が低い食べ物が良いということです。
腹持ちがいい!
糖質制限中はとにかくお腹が減ります。
慣れてくれば、それもそんなに苦痛ではなくなりますが、特に初めて糖質制限ダイエットをする人にとっては精神的にツライかもしれません。
しかし、サツマイモは少量でもお腹が膨らむのでお腹がへる…そして頭が回らない…というリスクを回避することができます。
便秘になりづらい
サツマイモには不溶性食物繊維が含まれています。
当然排便を強く促し、腸から体を綺麗にデトックスできる効果があります。
物凄い実感は得ることができませんが、肌の調子はよくなります。
調理方で変化!ダイエット向きのサツマイモとダイエット向きではないサツマイモ※重要
サツマイモは調理方法でGI値が変化する食品です。
みんな大好きな焼き芋
甘くて香ばしい匂いで、バター塗って食べると最高ですよね。
しかし、実はこの調理方法は糖質制限ダイエット中は絶対にNG行為です。
茹でた時のサツマイモのGI値は50前後
なんと焼いた時のサツマイモのGI値は80~90まで跳ね上がってしまいます。
この値は白米とほぼ同じ値で、白米食べているのと大して変わりありません。
参考までに、下記がサツマイモに火を入れた時のGI値です。
低・サツマイモを茹でる | GI値 40~50 1番GI値は低い・しかし、茹でてるときに体にいい栄養素も逃げてしまうデメリットがあり。 |
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低・サツマイモを蒸す | GI値 45~50前後 2番目にGI値は低い 実は一番ポピュラーな食べ方、栄養素も逃げず、多くの人がこの調理法 |
中・サツマイモを干す | GI値 55~60 3番目にGI値は低い、いわゆる干し芋 お店で購入できて、そのまま食べられるのでこれも実践者が多い、おすすめ |
中~高・サツマイモを揚げる | GI値 70~80 4番目だが、GI値は高い、ここから一気にダイエット向きではなくなる、GI値から見てほぼ白米と変わらない、さらに、バリエーションも増え、素揚げ、大学芋、てんぷらなど美味しいが甘味も強くなりできれば避けたい |
高・サツマイモを焼く | GI値 80~90 一番スタンダードで一番ダイエット向きでは無い食べ方、もはや、糖質制限ダイエット中は焼き芋は禁止したほうが良いというレベル |
気付きました?強い火力で火を入れるとGI値が高くなる、それがサツマイモ。
上の表でもわかっていただけたと思いますが、そう、サツマイモは高火力で火が入るとGI値は爆上がりする食べ物なんです。
でも、サツマイモをどうても、焼きいもで食べたいという方には、焼き芋を冷やして食べるという手がありますが、これでは、そもそも焼き芋の意味が無くなるのでやはり、蒸す・干す、または煮るが一番です。
サツマイモダイエットは熱々を食べるというものではありません。
どんな調理法を用いても、常温か冷やして食べるのがおすすめです。
焼き芋は冷やすとレジスタントスターチというでんぷんが糖化した状態に変化します。
これはとても消化されにくいもので、血糖値の上昇をさらに緩やかにする効果があると言われています。
ジャガイモは同じ理由でダイエット食になりうるか?
私はサツマイモより、ジャガイモ派だ!という方はサツマイモと同じ調理法、食べ方であればダイエットにも向いていると思います。
実は、ジャガイモはサツマイモよりもGI値は高いものの、カロリー自体は意外と低い食べ物です。
中には、じゃがいもはGI値がごはんと変わらず高いからダイエットに向いていないと言う方もいますが…
サツマイモ(100g) | ジャガイモ(100g) |
GI値(蒸し)45~50 | GI値(蒸し)80~85 |
カロリー 130~140 | カロリー 70~80 |
糖質 30~35 | 糖質 16~20 |
しかも、糖質自体がそもそも低いので(サツマイモの3分の1程度)GI値は80~90ですが食べても食べすぎたりしなければ大丈夫です。
しかし、バターを塗ったり、揚げたり、焼いたりすることで、GI値をさらに上げてカロリーオーバーしてしまうのがジャガイモを食べると太ってしまうと言われている原因です。
加工されると、やはり変化多いので、蒸して常温で食べる、もしくは冷やして食べるのがいいと思います。
サツマイモダイエットのデメリット
分量・調理方法さえ確立させてしまえば、デメリットらしいデメリットは無いように思います。
しいていうなら、サツマイモ自体の品種が多すぎて、どの芋を選んだらいいか迷うというところですが、できるだけ安い、スーパーで大量に売っているものとかで、全然大丈夫です。
高級ブランドサツマイモもありますが、糖質制限ダイエットとして食べるのはもったいないし(冷やしたり、常温で食べるため)そこそこ高いですよね。
中にはネットで箱買いしてる人もいるようです。
一応、こういうのもあります↓
もしくは冷凍のサツマイモでも良いと思います。
無理なくダイエットしたい人におすすめのサツマイモ生活
サツマイモダイエットは無理しないで継続してダイエットをしたいという人にはまさにぴったりのダイエット方法だと思います。
お腹がへるのが嫌だ・・・とか、甘味のある生活がしたい・・・とか
ダイエットを始めると排便が来なくなる・・・など、そういう人にはかなりおすすめです。
そして、さつまいもは日本に古くからある食品の一つなので、どんなにブームがこようと品切れということはまずありません。
短期・中長期のダイエットにも対応可能な実はスーパーダイエット食品のサツマイモ。
是非、ダイエットに取り入れてみてください。
高い効果が見込めるダイエット食品の一つです。