かなりのお酒好きでした。
20代・30代の頃は毎日飲んでました。
アルコール依存症だと思います。
今は体のため心の為に付き合い以外ではほとんど飲むことはありません。
そんなアルコールですが、ひと昔まえは、蒸留酒(ウイスキー、焼酎)などはエンプティカロリーなので太らないと言われていました。
太るのは、おつまみのせい…と
間違えではありませんが、今ではそのエンプティーカロリーだからというのはお酒好きが考えた言い訳にしか聞こえません。
新常識、いや、事実はお酒は飲めば飲むほど確実に太ります。
目次
人体の一番大事な解毒・分解工場を破壊する飲酒
お酒を飲み始めた頃のことを覚えてますか?
最初にお酒を飲んだ誰しもが、マズイ…と感じるはずです。
ビールなんて、まさにそのとおりで、あんなに苦い飲みものを大人になって毎日がぶ飲みするようになるとは思いもよりませんでした。
そもそも、なんで飲み始めたのかも覚えてない人の方がもしかしたら多いと思います。
人間は社会に入って、成人するまでの間に、見事に世の中に洗脳されていきます。
それは、企業の研修であったり、大学のサークルであったりしますが、お酒はその代表選手で比較的若いころから、大人を見て、ストレス発散ができるツールの一つ、もしくは勇気が与えられる飲み物の一つとして、自ら洗脳に乗っていってしまうのです。
実際にお酒を飲んで楽しくなる瞬間がありますよね?
そう思ったら最後。
お酒とは…という自分なりのお酒に対する正しい解釈ができるまでこの洗脳は続き、自分の心が何かしらの警告を発するまで終わることのない苦しみが続きます。
もし、子供の時からお酒を飲み始めるまでの間に「お酒は体の機能を破壊し続ける最悪な飲み物なので、大人になっても麻薬などと同じで絶対に飲まない方がいいですよ!」と教育されていたらお酒に関する事故事件は世の中から無くなっています。
洗脳され続ける理由
私たちが洗脳され続ける理由に、お酒は飲みすぎなければ、薬にもなるというもう一つの洗脳ブロックがあります。
また、酒造メーカーが毎日競い合うように、どんどんアルコール飲料の宣伝をするので、お酒=美味しい、世の中に必要なものという洗脳があります。
確実に肝臓へダメージがいくことに気が付いてない
お酒を飲むと、確実に肝臓へダメージが行きます。
それは、少量でも、ダメージを負います。
なぜなら、アルコールというもの自体、体には毒薬です。
普段、私たちがお酒を飲んでも酔っぱらうぐらいで大丈夫なのは肝臓が毒を分解してるからです。
もし仮に、アルコールを分解する機能が肝臓に備わっていなければ、毒なので、排出できるまで、もしくは解毒できるまで苦しんで、死にます。
さらに、肝臓は無言の臓器と呼ばれ、壊れる前の予兆はほとんどありません。
人体で心臓や脳の次に大切な臓器であるにも関わらず、壊れてから悲鳴を上げる臓器なのです。
肝臓の主な仕事は大まかに3つと言われてます。
1・代謝 | 2・解毒 | 3・胆汁生成・分泌 |
体取り込まれた食物の栄養素を分解・吸収、エネルギーを生み出す。 | アルコールなどの有害物質を毒性の低いものに変えて体から尿などで排出する。
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コレステロールを体外に排出するもので、常に肝臓から分泌されている。タンパク質の分解なども行う。 |
そして、アルコールを飲むことにより、ダメージが蓄積していくと、体に取り込まれた食物の栄養素を分解できず、コレステロールもたまり、だんだんと痩せにくい体質になってくるのです。
つまり、お酒を飲みながら食べた食物はすべてエネルギーとして蓄積されるということです。
筋肉の生成もストップの魔の薬
筋トレをしっかりして、汗をかいたそのあとにお酒を飲む。
一見、気持ちのよさそうなルーティンに聞こえますが、トレーニング後のお酒はそもそもトレーニングを台無しにしてしまう、もっとも愚かな行為です。
確かに、若いボディビルダーやフィジーク選手の中には、お酒が好きでトレーニング後に飲むけど、影響はないという人もいるようです。
しかし、それは、年齢的な要素もあり、まだ、肝臓の機能が強いのでそう勘違いしているだけで、実際は、お酒を飲まなければもっと、強い筋肉が作れるし、大きくしたければ大きくなります。
人体はお酒を飲むと、コルチゾールという筋肉を分解するホルモンを分泌します。
確実にコルチゾールがは分解されるので、見た目や目には見えませんが、筋量は減ります。
さらに、やる気ホルモンと言われているテストステロンの分泌も減少し、パフォーマンスは酒量にもよりますが、一気に落ちます。
緩やかな依存性が最大の悪意
もっとも怖いのが、その依存性です。
強烈なものではなく、まるで、食虫植物がゆっくり獲物を溶かしていくような依存性があります。
まだ大丈夫だ…と思わせてしまうほど緩やかなので、実際は危険なとこまで足を踏み込んでいるのに全く気付かないというヤバい事態になります。
これは実際どんな薬物よりも怖いと言われています。
アルコール依存症で地獄を見た人は皆口をそろえて言います。
代替えは存在しない?ノンアルコール製品とアルコール製品
ノンアルコールビールというものがありますが、正直、あれは、まったく代替えのものにはなりません。
むしろ、ジュースの方がいいぐらいです。
アルコール入りを飲みたくなるばかりでなく、お酒の概念が抜けないので、これから断酒される方やお酒をやめたい人は飲まない方がいいと思います。
筋トレとお酒の関係は最悪
筋トレとお酒
先ほどもコルチゾールのことを書きましたが、筋トレとアルコールの関係は正直最悪と言っても過言ではありません。
筋トレした日には、お酒は飲まない方がいいと思いますが、中には、飲んでも特にカタボリックはおきなかった、(カタボリックとは、筋肉の分解が進んでしまう現象のこと)という人がいますが、体感的にそう感じるだけで、人体の構造上必ずカタボリックは起こってます。
ちなみに、カタボリックは過度な食事制限や、糖質制限でもおこります、また、筋トレのし過ぎ、や有酸素運動のやりすぎでもおこります。
最後に…体と心の為に断酒のすすめ
少し怖い話になりますが、お酒というのは確実に体を滅ぼす悪魔の薬と言っても過言ではありません。
日常的に浸透しすぎているので、普段は気づかないだけで、多くのアルコール依存者が苦しんでいるのがそのことを物語っています。
自分は大丈夫。
皆そう思いがちですが(自分のそう思ってました)アルコール依存から抜け出すのは行きつくとこまで行ってしまうと地獄の苦しみが待っていると言います。
お酒の量が増えた、お酒を飲まないと眠れないなど、少しでも要因が見つかれば真剣にお酒に対して向き合う必要があります。
完全に断酒できなくても、人と飲むときにしか飲まない、休日の前の日だけしか絶対に飲まないなど自分なりの絶対に破ることのない鉄の掟、ルールを作る事をお勧めします。
参考までにアルコール依存について面白い本があるので紹介させてください。
作者の名前のインパクトもすごいですが、中身は真剣にアルコール依存症の怖さを語る内容となっています。
おもしろい!だけど怖い!!だけど面白い!そんな内容です。
しかも、作者の「まんしゅうきつこ」さんは、本に本人の写真が載っていますが、とても美人で、ペンネーム通りの人とは思えません(笑)
是非ご覧ください。